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川口鋳物屋日記

会社のルーツ

pot[1].jpg半世紀前に作った製品です。

会社のルーツといっても、そうシンボリックなものがあるわけでは無いのですが、例えば「文化鍋」。 
じつはこの鍋、わが社で造った鍋です。(私が生まれる前の話ですが、、)

炊飯専用の鍋で、ふきこぼれが無く、誰でもいつでも美味しくご飯が炊ける鍋ということで評判を呼んで、ちょっとしたベストセラーになったそうです。 
(もうすでに特許は切れているので、現在では「文化鍋・本家」であるわが社では製造していません。)
確かに、今見てもすごく丁寧に作られていて、この時代に良くまあこんなに綺麗に作ったもんだと感心してしまうくらいです。 

これを見ていていつも思うのですが、わが社は昔からメーカーになろうとしていて下請け志向はあまり無かったと思うのです。 
自社で検討し、製造し、ダイレクトにお客様の感想が伺える喜びを十分に理解していたんじゃないかな。 今でも「文化鍋!おー、知ってる知ってる!」って言ってくださる方、結構いらっしゃるんです。 
この鍋もわが社の大切なルーツのひとつです。 

2009年9月15日 20:04 | Comments(0) | TrackBack(0)

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プロフィール

大熊 幸彦
文化軽金属鋳造株式会社、3代目社長。鋳物伝統の街「西川口」の地で、アルミ鋳物ひとすじに真心あふれるサービスをご提供中。全国を駆け巡ります。

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